建築会社と戦う男の物語

「訴訟額2億1000万!?新築マンション投資失敗ブログ」 を小説に書き換えた、サブブログです。

私は渡辺拓也と申します。
脱サラをし、
不動産投資に取り組みました。

しかし、人生の全てをかけた新築マンションを
建ててくれた建築会社と、現在裁判で係争中。
マンションも手に入れていません。

そんな私の失敗談記録を公開した
「訴訟額2億1000万!?新築マンション投資失敗ブログ」
を開始したのが2021年5月でした。

その中味をわかりやすく
ノンフィクション小説として書き換えたのが
このブログです。
こちらのブログもよろしくお願いします★

控訴審の裁判所の判断の続き。

「建築士法j22条3の3、24条の7等の各規定は
 建築物の設計・工事監理の適正化という見地から定められた
 契約の締結に関する公法的規制であり、
 これらの規定に違反した場合は
 同法26条に基づく都道府県知事による
 建築事務所の登録の取り消しなど、
 行政監督上の処分がされる理由になる」

うん、・・・違法であることを裁判所が認めた!
ましてや、建築事務所の登録の取り消しの理由になるとまで
言及してくれた。


なのに、この続きが残念で
「しかし、渡辺氏がおまかせ建設会社に対して
 設計監理等業務委託契約書や重要事項説明書の
 作成及び交付を求めることまではできない」

と、「おまかせ建設会社は規定に違反はしているが
だからといって
一個人である私が書類の請求をする権利までは認めていない。
だから、相手に対して請求はできない」
と判断されてしまった。

「契約当初に当事者がまともな契約をしてないんだから、
 建築士法を尊守する合意をしたとは思えない」
ということらしい。

「契約当初にまともな契約をしていない」ということを
裁判の中で認めておきながら
「最初に間違えているんだから
後で請求しても、取り返しは、つかないよ」
ってことなんだろうか?

企業が間違えたのなら
企業にその責任はないのか?
素人は、企業の間違いには気づかない。
だまされた私が悪いということなのだろうか?

さて、別訴の判決の話にもどる。

私がおまかせ建設会社を訴えていた裁判の判決が
先に去年の夏におりた。

<一回目の判決>
主文
1.おまかせ建設会社は、
 渡辺拓也氏が建築主とするマンションの
 建築基準法上の確認手続の確認申請書、
 副本及び確認済証、中間検査合格証2通を引き渡せ。

2.おまかせ建設会社は、
 中山建築士が作成した工事監理報告書を交付せよ。

3.渡辺拓也氏のそのほかの請求は棄却

4.訴訟費用は、渡辺氏とおまかせ建設会社のものは、
 渡辺氏:おまかせ建設会社=7:3
 その他の訴訟は、全額渡辺氏の負担とする。

この判決を不満として起こした控訴審の判決 

<主文>

1.本件各控訴をいずれも棄却する。
2.控訴費用は、
  おまかせ建設会社に生じた費用はおまかせ建設会社とするが
  それ以外は渡辺氏の負担とする。

主文に変更はなかったので
大変残念に思ったが、
それでも、一審で述べられた判決理由が変わっていた。

私が求めていた「書類の請求権」を再び却下されたのは残念だったが、
それでも、第一審では
おまかせ建設会社が違法行為をしていることを
何も書いていなかったのに
一審の裁判所の判断から変更があり、、
「おまかせ建設会社に違法行為がある」と
明らかにされたのは、一歩前進したと思った。

<控訴審の裁判所の判断>(抜粋)
今回は、
「おまかせ建設会社は、
あらかじめ建築主に対し
建築法22条の3の3の規定により
契約者の当事者同士(私と中山社長)双方が
建築法22条の3の3所定の事項を書面に記載し
書名、記名押印して、相互に交付しなければならない。

また、建築士事務所の解説者は、
契約を締結するときに
あらかじめ建築主に対し
建築法24条の7・・の事項を記載した
重要事項証明書を交付して説明すべき義務があり
契約締結後が所定の事項を記載した書面を
遅滞なく委託者に交付すべき義務がある。

しかるところ
本件仮契約は書面により締結されてはいるが
建築法22条の3の3、所定の記載がない。

そして、建築法24条の7・・の事項を記載した
重要事項証明書が交付されていたことを示す証拠もない」

「本件における設計業務受託契約及び、
工事監理受託契約は、
建築法22条の3の3、
建築法24条の7等の規定に反する形で
締結されたものという事ができる」


・・・法律を無視した形で
私と契約を締結している事を裁判所が認めたことは大きいと考えている。

別訴で不服な判決が出たのをきっかけに
私は今までの経緯を整理した。

私が不動産投資にチャレンジしてみようと思ったのは
母がたまたま不動産セミナーに行って
「とてもいい話だった。
あなたも不動産投資してみたら?」
と教えてくれたからだった。

そのセミナーを開催していたのは
松本鉄也という不動産コンサルティングマスターだった。

あちこちで起業家育成塾をひらいており
本も出していて
かなり活動している人である。

それで私もセミナーを聞きに行った。
方言が、私の故郷に近いものがあり
話し方も人を惹くものをもっていたので、
次第に松本さんに信頼をおくようになっていくのに
時間はかからなかった。

それから何年かセミナーに通い
個人的にも親しくなって
「拓也くん、キミ、マンション建てへんか?」
と誘いをもらうまでの仲になった。
私は喜んだ。
「松本さんに相談すれば
まちがいない」
という気持ちになっていたのは否めない。

建築用地購入にも
関わってくれた。

いろいろな要素が重なり
松本コンサルタントを疑う気持ちは
全くなかった。

だから、松本さんと
賃貸マンションを建てるためのコンサルタント契約を
結んだのだった。
委託料は300万円
全額一気に払うように言われたので支払った。
(一気に払えと言われた時点でうさんくさいことに気づけばよかった)

すると
「マンション建てるんやったら
 おまかせ建設会社やで。
 ここ、私はよう、知ってるねん。
 この会社に任せておいたら、間違いないで」
と言われた。
「じゃ一回お話、聞かせてもらいます。」
とおまかせ建設会社営業に会う席を設けてもらったら
話を伺うどころか
その初めての顔合わせで
仮契約を結ぶような感じに話をもっていかれて
不審に思いながらも
そのままおまかせ建設会社に任せることになったのであった。

でも、これは元々
松本さんがおまかせ建設会社とタッグを組み
紹介料をもらう約束で私を誘いこむという策略だったらしい。
そのことを後で知り、悔しくてずいぶん地団駄を踏みました。

裁判は続いているが、今、松本コンサルタントは何をしているのか?

松本コンサルタントは
法律事務所からの連絡以外
私からの個人的な連絡はとることができない。

どうやら、ブロックされているようだ。
そりゃそうだろう。
今では私は松本コンサルタントが騙したことに気づいているのだから。

私を騙しておいて、
松本氏は、いけしゃあしゃあと
おまかせ建設会社社長の中山社長と同じく
アクティブに行動されているようである。

全国に3カ所ほど拠点があるようで
新型コロナ感染拡大を受けて
しばらく休止していた「起業家育成経営塾」も再開したらしく
2022年の4月にも勉強会を行っていました。

大家になるということは、事業者となることなので
基本的知識としての
税金、財務会計、民法、借地借家法や
客付け仲介業者や
管理会社や施工業者との良好な関係の築き方
予期せぬトラブルへの対応等などを教えてくれる勉強会である。

・・・・私のときもそうだった。
彼は、そういう話を話術巧みにするのである。

そしてその後は
希望者による懇親会を行い、個人的な接点をもつ。

やり方、変わってないなー。

若く見えるエネルギッシュな人だが、
うまい汁を吸うための何も知らない素人を探すために
セミナーをしているのなら残念なことだ。

年を経て、誠実な経営者に変わってくれていたら
まだ私の気持ちも収まるのだが。

控訴判決が下りた。

<主文>

1.本件各控訴をいずれも棄却する。
2.控訴費用は、
  おまかせ建設会社に生じた費用はおまかせ建設会社とするが
  それ以外は渡辺拓也氏の負担とする。

脱力した。
耳を疑ったし、絶望した。
あれだけ頑張って控訴状をもとに
裁判で主張したのに。

何も裁判官には届かなかったのだろうか。
このあと、20頁以上もある、
理由を書いている判決文をもらったが
読む気にもならなかった。
どんなに判決理由を丁寧に説明されても
私の主張は通らなかったのだ。
読んでも意味がないと思った。

こんな不条理、許されるのか?

この第一審の判決は私の主張を全て否定したものではなく
一部は認めてくれていた。
それでも、全面的に認めてほしかった私は
控訴したのである。

やっぱり、世の中
力の弱い民間人と、
仮にもセミナーを開くことのできるような
大きな建設会社との争いでは
力のない者の声は届かないのだろうか?

社会的に力をもっているものの声だけが
優遇されるのだろうか?

こうやって何人もの罪のない人達が
大きな力にねじふせられてきたのだろうなと
力を落として家路についた。

でも、最初の判決の時は長い間落ち込んでいたが
今回は、家に帰り着くまでに立ち直った。

負けない、私は負けない。
だって、私は間違えていないから。

次のステップに向けて
明日から裁判のアドバイスをもらっていた井上建築士と
今宮弁護士とで
対策を練り直して
裁判に立ち向かうことにしたのだった。

私とおまかせ建設会社は、
現在お互いが訴え合っている状況である。
おまかせ建設会社が完成もしていないし
追加もしていないのに
「建設代金の残りと、追加工事費の2000万円合わせて
5000万円をお金を払え」と訴えてきたので、
私がおまかせ建設会社に対して
「ちゃんとけじめをつけてからでないとお金は払えない。
施主である私に何も書類をくれていないから
それを渡してほしい」
という裁判を起こした。

ここからは私が同時進行で行っている
私がおまかせ建設会社を訴えている裁判の話にもどる。

少し前、家族で
まだおまかせ建設会社の所有物である
本来ならたくさんの入居者の方に入っていただいているはずの
係争中のマンションを見に行きました。
囲いもしてあり、中には入れないが、
異変はないか定期的に外から見ているのだ。

マンションも早くどなたかに入居してもらいたがっているだろう、と感じた。
建物は器だけあっても存在価値はない。
中で人が生活してくださってこそ生きるのである。

早く住むことができるような状況にしてやるからな!
と思いながらマンションを見上げた。
悔しいなー!

2つの裁判が行われているというのに
相手のおまかせ建設会社中山社長は
裁判に出てきたことはない。
いったい中山社長は今何をしているのだろうと調べてみたら
会社にどかっとすわって
いろいろな報告を受けているのかとおもいきや
結構アクティブに行動していることがわかった。

自ら、資産運用のセミナーなどを行っているようだ。
もうすぐセミナーがあるようなので
私も参加しようかと思ったが、
本人を見たら血が逆流して
壇上に駆け上がってしまうかもと妻が心配するので
行くことはやめることにした。

内容は
「今まで数多くのマンションを建築してきて
土地活用を成功させる提案をしている」
「不動産で安定した資産運用をするコツ」
らしい。

本当にそれが中山社長が行っていることなら
私はとっくに不動産経営者として
充実した毎日を送っていたはずなのだが。

もしかしたら、中山社長は
私のマンションの件は、田中弁護士に任せた段階で
すっかり忘れてしまったのかもしれない。

私がマンションを建てたきっかけは
松本コンサルタントのセミナーだったが、
松本コンサルタントもとんだ食わせ者だった。

あちこちでセミナーや講演会が開かれていますが
果たしてその内容は正しいのか
その人は信じることができるのか
心眼を使って、真実を見ぬかないといけないと感じている。

↑このページのトップヘ