今後の対応に関しては
「書面で正式に伝える」
と専務が直接私たちに言っていたにも拘らず、
私にも、デザイナー事務所にも
待てど暮らせど
おまかせ建設会社からの
正式回答書面は届かなかった。

当日の夜に松本コンサルタントからかかってきた電話で
対応は終わったというつもりなのだろうか?

私が待っていた正式回答の根幹は
建築の遅れと建築の不備と、
ハイセンスデザイナー事務所からの
「なぜ全然連絡をとってくれなかったのか?
それでもこちらはちゃんと資料を送ったから
返答がなくても、それをきちんと反映してくれたのではなかったのか」
という疑問と憤りに対する答えだ。

そもそも松本さんは電話で
追加料金のことしか話をしなかった。
しかも、松本コンサルタント自体、自身の怠慢にはふれず、
さも自分が値切ってやったとばかりに、電話で言っていた。
 
追加金に関して、
納得のいく説明が、
おまかせ建設会社での話し合いでは何もされていないのに、
何故私が払わないといけないのだろうか?

契約の前に、
デザイナー指定の仕様の資料が
デザイナーから提出され
ちゃんと建設会社に届いていたのに放置した。
それを加味した契約書、図面を作成せずに、
勝手に自分たちの「標準仕様」だけで見積もりを出して
ずさんな契約をしてしまったことを、
会社の会議室で認めたではないか!

中山専務は、本当に、松本さんがかけてきた1本の電話だけで
「正式な回答を書面でする」と言った約束を反故にするつもりなのか?
おまかせ建設会社からの連絡を待っている日が過ぎていくほど
それに比例して怒りが膨れ上がっていった。

おまかせ建設会社は、かなり大手の建設会社である。
そんな会社がこんないい加減な対応をすることが
信じられなかった。
 
松本コンサルトには、
「電話ですませることなく、
 必ず、約束通り、
 専務からの書面で回答してください」
 と伝えた。

直接おまかせ建設会社のTOPと話をしたのだから
このように、松本コンサルタントが間に入ってくるとややこしくなると考え
私は、「今後、この件については、直接中山専務と話し合うので
松本コンサルタントは、間に入らないでくれ」と伝えたのだった。