どうあがいても、
裁判長が退席するのを止めることができそうではない。
最後に私は叫んだ。
「一つだけ言わせてください。
裁判長が退席するのを止めることができそうではない。
最後に私は叫んだ。
「一つだけ言わせてください。
相手は『引き渡しの申し渡しをしたのに
渡辺が拒否した』と言っています。
私が引き渡しと拒否したと主張するなら
いつ、誰が、どこで拒否したのか明確にしてほしいです。
完成に関しても議論が深まっていないので、
完成したというのであれば
施主完了検査をさせていただきたいです」
でも私の叫びを聞きながら
裁判長は私に背中を向けて去り、
部屋に私の声がむなしく響いただけだった。
裁判は、消化不良のまま、終わった。
そもそも、誰のせいで裁判が長引いたのかわかっている?
でも私の叫びを聞きながら
裁判長は私に背中を向けて去り、
部屋に私の声がむなしく響いただけだった。
裁判は、消化不良のまま、終わった。
そもそも、誰のせいで裁判が長引いたのかわかっている?
「次の仕事があるから
帰ります(閉廷します)」
と相手弁護士や裁判長に言われると何もできない私。
私は、時間をさいて話をしに来ているのだ。
どうして自分たちの都合で裁判を延ばすのだ!
私は、時間をさいて話をしに来ているのだ。
どうして自分たちの都合で裁判を延ばすのだ!
腹が立ってしかたなかった
私たちの裁判は
あらかじめ自分の主張を書いた文書を準備し
お互い裁判の日までにそれに目を通し
相手の言いたいことを知って
それに対する弁論を用意する。
その際、相手側の田中弁護士は
書類をきちんと用意していなかったので
無駄に裁判が長くなったのだ。
どうして、そこをとがめないのか
不思議でしかたない。
私がその日、話そうと思っていた内容は
全く話す時間がなかった。
準備書面も用意していたのに。
どうして、そこをとがめないのか
不思議でしかたない。
私がその日、話そうと思っていた内容は
全く話す時間がなかった。
準備書面も用意していたのに。