さて、話を裁判にもどす。
裁判長は、
裁判長は、
「今回おまかせ建設会社が出してこられた準備書面では
追加工事の認識や追加工事の代金については
渡辺氏(私)には内輪で請求しているので
法定でつまびらかにしなくても
立証はできるということを書いていますが
ここで立証する必要はないと、考えているんですか?」
田中弁護士は、ふんと鼻を鳴らして答えた。
「そうです。今出している書類で
十分追加工事の説明をしているので
新たに出さなくてもよいと考えています」
裁判長は、ゆっくりと確認するように
田中弁護士に質問をした。
田中弁護士に質問をした。
「参考事項として話をします。
今の所、調停委員の中では、
渡辺氏側である
ハイセンスデザイナー事務所さんや
松本コンサルタントさんは、
おまかせ建設会社の主張に近い考えだったのでないかと
いう話が出ています。
つまり、渡辺氏は、『追加工事はなかった』と
主張していますが
証拠から考えて、
ハイセンスデザイナー事務所さんや
松本コンサルタントさんは、
契約時の値段+変更している部分にかかった費用を
渡辺氏が支払うことになると考えていたのではないかと
思われます。
これは、専門委員の意見であって、
裁判所が判断したものではないので
裁判所が判断したものではないので
裁判所の考えではありません。
これから争点となる部分です。
ただ、そのような見方もしているということを
渡辺さんは頭に入れて
主張の追加をするかどうかをご検討下さい」
え?そんな初耳の話だった。
なぜ松本コンサルタントや
なぜ松本コンサルタントや
ハイセンスデザイナー事務所が
『追加工事があるから
それで発生した金額は私が支払うという考えだ』
と判断したのだろうか?
松本コンサルタントは何を考えているかわからないが
少なくともハイセンスデザイナー事務所の考えは
私と同じで、追加工事は発生していないという認識である。
訳がわからない。
松本コンサルタントは私側の人物と裁判長は断言したが、
それはまちがえている。
コンサル活動が正常に機能していれば私側の人間と言えるだろうが、
それはまちがえている。
コンサル活動が正常に機能していれば私側の人間と言えるだろうが、
実際は裏で建設会社と繋がっているので
私の関係者ではなく
むしろおまかせ建設会社側の立場なのだ。
私の関係者ではなく
むしろおまかせ建設会社側の立場なのだ。
本当に厄介な存在である。