建築会社と戦う男の物語

「訴訟額2億1000万!?新築マンション投資失敗ブログ」 を小説に書き換えた、サブブログです。

私は渡辺拓也と申します。
脱サラをし、
不動産投資に取り組みました。

しかし、人生の全てをかけた新築マンションを
建ててくれた建築会社と、現在裁判で係争中。
マンションも手に入れていません。

そんな私の失敗談記録を公開した
「訴訟額2億1000万!?新築マンション投資失敗ブログ」
を開始したのが2021年5月でした。

その中味をわかりやすく
ノンフィクション小説として書き換えたのが
このブログです。
こちらのブログもよろしくお願いします★

カテゴリ: 私が建てている賃貸マンション

その祖父は、認知症になってしまい
投資詐欺にひっかかったが
認知症ではないかと疑っていたものの
診断されるまでには時間があったので
すぐには家族は気づかず、
気づいた時には、
老後資金も投資詐欺につぎ込んでしまっていた。

家族一丸となって、
それを阻止しようとしたが
歯止めが利かず、危ういところまでいってしまった。

自宅の土地と家は、祖父名義だったので
家族で大慌てしたのを覚えている。

そこで、家族は相談し、
住んでいるところまで担保に入れないように
祖父の生前に、自宅の建て直しを名目に
土地、自宅建物の名義変更を行った。

実家の敷地は、立地がよかったので
建て直しの時に、店舗付住宅にした。
私は、いろいろ助言を求められ、
書籍を読んだり、話を聞きに行ったりして研究し、
いろいろな人の協力も得て
実家は、家族の住む場所と、
他人に貸す店舗がついた住宅に建て変わった。

運良く、店舗部分はすぐ借り手が見つかって
そこから家賃が入るようになったので
建築費用のローンを返していく上でも助かったし
親はとても喜んでいた。

その経験から、
私も賃貸経営をしようという気持ちに傾いていったのである。

実は、私は、今もめているマンション建築をする前に
一回だけ中古物件の賃貸経営をしたことがある。

3階建てマンションで、満室を維持できたのだが
築年数がたっていたことで
経年劣化による修繕・補修が多く
手間がかかるわりに利益がそれほど出ないため
すぐ手放した。

その頃、賃貸住宅経営者の会に参加させてもらっていたので
いろいろな話を会員の皆さんから聞いた。

ある方の所有されているマンションでは、
「近くに大型ショッピングセンターができることになり、
 急に満室になった」とか
 反対に、
「近くにあったスーパーが撤退したため
 買い物の不便さから、
 少しずつ退室者が増えていっている」
という話などを聞くと、
特に賃貸住宅は周辺環境に影響されるなとすごく思った。

祖父の所有していた実家は、駅近だったので、
店舗部分にすぐ借り手が出たこともあって、
この考えは間違っていないと私は思った。

建物の美しさと街を作る機能に心惹かれた私は
帰国してから、不動産セミナーに通うようになり
不動産の勉強を始めた。

そのとき出会ったのが
003章で書いたロバートキヨサキの
「金持ち父さん、貧乏父さん」という書籍。

読んでみたら、これがまた私のツボに入ってしまった。
楽にすぐにお金持ちになれるわけではないけれども、
お金に関する考え方がこの本を読むことで変わったのだ。

中でも印象的だったのは
・資産と負債、投資と投機などの
 自分が使っている言葉の使い方の重要性

・PL(損益計算書)、BS(貸借対照表)、CF(キャッシュフロー)などの
 財務諸表の大切さ

・借金やレバレッジは悪ではない。
 使い手の問題である。

・コインには裏と表がある。
 誰かの資産は、誰かの負債である。

 ・家は資産か、負債か。

物事に対する考え方が私と全然違っていた。
この本を読んで、
お金についての基礎的な考え方を知ることができたと思う。

お金持ちになるには、ビジネスや投資をしないといけないが
何から始めたらよいのか?
それを考えるのは面白い。

でも、物品を売って儲けるというシンプルな商売でなく
お金の流れを理解して資産を増やすという、
発想の転換をさせてくれたことは
まちがいなくこの本を読んだ成果だといえよう。

私にとってのカルチャーショックだった。
この本をきっかけに
不動産のみならず、株や保険から、会計や法律など、
広く浅く本を読んでいった。
生活の中で実践してみると、効果がでるので楽しかった。

そして、外国で 日本にはない建築物をいっぱい見て
建物にかなり興味をもったことも
不動産投資をしようと思ったことに結びついている。

大学を卒業してからは、機械を扱う会社に就職。
私は理系だったので、
子どもの頃から数字を見るのが好きだった。

祖父が、証券マンで、
よく新聞の株式の欄を読んでおり、
横からのぞき込んで、
企業名と数字を見比べ
日々変わっていくのを祖父が熱心にみていたのに興味をもった。

祖父は子どもの私に簡単に説明をしてくれたのだが、
私は、自分で好きな企業を決めて、
その企業の数字が
毎日どう変わっていくか見るのが楽しいと思った。

世の中には働いて賃金を得て生活していくだけではなく
頭を使って「投資」というものをして
お金を稼ぐ方法があるのだということを知ったきっかけでもある。

さて、この章では、
私が不動産投資に興味をもった経緯を語りたいと思う。

私は、地元の大学に進んだが、
外国に興味があったので
数年外国で、一人暮らしをした。

最初はなかなか言葉が通じなかったので、苦労したが
若さは怖いものなしというのは本当で
わりとすぐに地元になじみ、
休日には、周辺国を見て回る余裕も出てきた。

今の国際情勢からは考えることはできないが
そのときは、何も警戒しないで
休みの日にはいろいろな所に行ったものだ。

日本とは全然気候が違うので、
空気が違うのは当たり前だが、
街の「におい」が違うと思った。

日本人も、何人か住んでいたが、
日本人が立っていても
「ここは外国だ。」
というオーラを街は持っていた。
特にそれは食べ物と建物から感じた。

私が滞在していたところ
観光で訪れたところは、
建物がとにかくおしゃれで、
しだいに建物を見るのが楽しみになっていた。

昔の日本家屋は、自然とうまく生きていくために
いろいろな工夫がされている。
日本は四季がはっきりしていて、
夏は蒸し暑く、
冬は寒い。

温度だけ見たら、
世界には日本より暑い国はいっぱいあるのに
外国の方が日本に来たら
「日本の暑さは蒸し暑くて耐えることができない」
と言っているのを聞くことがある。

「日本は四季の変化を楽しむことのできる
住みやすくすばらしい国だ。」
と褒める人もいるが、
気候が一年で変わりすぎて
住む人間にとっては、厳しい環境と言えるかもしれない。

人間が生活するのにしんどい気候なのだから、
建物も四季の変化に大きな打撃を受けるだろう。

今はエアコンで
暑さも寒さもしのぐことができるようになったが、
電気が止まってしまっては
その恩恵を受けることができなくなり
生活がきびしくなる。

気候に合わせた、地形に合わせた
「家に帰るとほっとする。」
と思えるような建物って素敵だなと思い
どんな建物が住みやすいのか
いつのまにか建物ばかりを見て回るようになっていた。
できるだけ交通費を使わずに
リュックをかついで見て回った。

「地鎮祭」とは、
土木工事や建築などで工事を始める際に、
着工工事の前に土地の神(氏神)様に対して
これから工事を行う許しを得て、
安全を祈願する行事である。

規模によってやり方は多少異なるが、
基本的には土地の四方に青竹を立て、
そこをしめ縄で囲って祭場とし、
神主をはじめ、
建設業者や施主など関係者が集まって
安全祈願を行う儀式のことだ。

私の賃貸マンションは、
予定通り、2018年7月下旬に工事着工した。
私は、当然、工事に入る前に
「地鎮祭」を行うと思っていた。

マンションで行う地鎮祭に関しては、
やるべきかどうかの明確な基準はないとは聞いていた。
それでも上棟式や竣工式に比べると、
地鎮祭を行う業者の割合は高いらしい。

私は信心深い方ではないかもしれないが
何かあってから
『あのとき、やらなかったから……』
と思うのは嫌なので
世間の人が験担ぎですることは
私もしたいと考えていたのだ。

ところが

 「地鎮祭?やる予定はありませんよ。
  おまかせ建設会社では、
  少しでも建築代金を下げるため
  地鎮祭なんてのは、基本的にやらないのです」

と松本氏が言ったので、驚いた。
地鎮祭の費用は諸経費に入り、
それを行うか決定するのは、建築業者であるというのだ。

今思えば、おまかせ建設会社は
地鎮祭の段取りも
面倒くさかったのではないかと思う。

妻絵理菜は、地元で数多くの地鎮祭を見てきていたし
私自身も
これから始まる大工事に対して
竣工まで安全に工事が進みますようにと
お願いする、神聖な行事ととらえていた。

子どもの宮参り、七五三などと同じく
特に信仰心が厚くなくても
(それではいけないのかもしれないけれど)、
地鎮祭は「建築を始めます」という
世間では、よく行われている行事だと思う。

地鎮祭の後は、業者が集まる機会でもあるので
業者と一緒に
「工事の間、お騒がせします」
という近所挨拶に回ることも多いとセミナーでも聞いていた。

それをやらなかったから
その後、こんな裁判沙汰になるまでもめてしまったのかもしれない。
原因をそこにも求めてしまう自分がいる。

2018年6月に締結した請負工事契約は
次のようなものであった。

★発注者…渡辺拓也

★請負者…おまかせ建設工業株式会社 

★請負代金額…約2億1000万円

★工事の期間…2018年7月下旬~2019年3月末日

★建物の概要…RC5階建て

★契約日…2018年6月吉日

★契約時出席者

 渡辺拓哉と妻絵理菜、連帯保証人となる家族の母渡辺綾子

 おまかせ建設会社 営業部長安田武雄・松本コンサルタント

 

工事費は、松本コンサルタントの指示通り

地域センター信用金庫から融資を受けることとしたが

おまかせ建設会社が

着工事費用を請求してきたので

この日、地域センター信用金庫ベシニティ支店にて

着工事費 7500万円を振り込みで支払った。

私が一番気にしていたマンションのデザインのことだが
おまかせ建設会社の安田営業部長が
仮契約の前にハイセンスデザイナー建築事務所に行き
アドルフ坂井氏から、
私の希望する条件を組み込んでつくった図面(甲1号証)を
ちゃんと渡してもらい
おまかせ建設会社に持ち帰ったということを聞いたので
「1年前の仮契約時に、既にデザイン図面が伝わっているのなら
何も問題はないな」
とそのことは安心していた。

 

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