建築会社と戦う男の物語

「訴訟額2億1000万!?新築マンション投資失敗ブログ」 を小説に書き換えた、サブブログです。

私は渡辺拓也と申します。
脱サラをし、
不動産投資に取り組みました。

しかし、人生の全てをかけた新築マンションを
建ててくれた建築会社と、現在裁判で係争中。
マンションも手に入れていません。

そんな私の失敗談記録を公開した
「訴訟額2億1000万!?新築マンション投資失敗ブログ」
を開始したのが2021年5月でした。

その中味をわかりやすく
ノンフィクション小説として書き換えたのが
このブログです。
こちらのブログもよろしくお願いします★

カテゴリ: おまかせ建設会社が原告の裁判

第2 本件建物の完成及び引き渡し

1 本件建物の完成

 通常、建築工事が予定された最後の行程まで一応終了したことで
 建築工事の対象となる建物は完成したものと判断されるものである。
 
 おまかせ建設会社は、2019年8月、
 総合確認検査機構に対して、
 本件建物の完了検査を受けた。

 その際、消防検査、エントランス、階段、手すりは
 未完成のところがあると指摘を受けた。

 しかしおまかせ建設会社は、
 そのあと、消防検査については、動画によって届け出をし
 消防用設備については完了検査を受けた。

 防火扉についても示された通り取り付け、
 アプローチも手すりも、そのあと施工を行った。

 なお、総合確認検査機構による指摘事項の施工状況については、
 本件訴訟手続において、
 繰り返し実施の有無について確認され、
 前回記述においては、渡辺氏は
 客観的な根拠もないのに、自己判断で
「消防検査は受けているはずがない」
 と主張したが、
 総合確認検査による指摘事項に関する施工状況は、
 上記の通りきちんと行われている。

 本件建物は、きちんと図面通りに施行されている。

(どの口でそういうことをいうのか?
施主完了検査で、床が張られていない、部屋番号札がないなど
多数の欠陥を私は確認し、写真に収めているのに!
現場の欠陥が目視できるのに
「きちんと行われている」と書く神経を疑う)

 以上のとおり、
 本件建物の建築工事において
 予定された最後の工程まで終了した事は明白であり、
 本件建物は完成していると言える。

 なお本件建物の検査済証を受けるためには、
 エントランスの工事及び
 エレベーター前風よけスクリーン設置工事が不実施だったため
 たったそれだけの軽微な変更の届け出を行う必要があるが、
 渡辺氏がこれに協力しないために
 現在においてもその届け出は行われておらず、
 スローピィ建築事務所が渡辺氏の代理で行っていた
 完了検査申請手続きを渡辺氏が取り下げたことで、
 完了検査済証を受けることができなくなった。

 渡辺氏の意志で完了検査済証を受けることができなかったので、 
 おまかせ建設会社の責任ではない。

2 本件建物の引き渡し

 おまかせ建設会社は、
 2019年総合確認検査機構から指摘されたものを全て直し
 工事を完了し、施主の完了立ち会いを受けた。

(ええええええええ。
いつおまかせ建設会社が建物を見せてくれたのだ?
田中弁護士は、夢物語を書いているのか?)

 渡辺氏は、本件建物の確認を行い、
 おまかせ建設会社に対して、
「梁の位置がずれている」などの指摘を行い、
 建築確認書及び本件建物の図面等の交付を求めた上で、
 本件建物おまかせ建設会社に売り渡すと主張を行った。

(おまかせ建設会社の担当者が「梁の位置を間違えていた」
と、私の代理人のハイセンスデザイナー事務所に対して報告したから
マンションに安全面で重大な欠陥があることに気づいたのである。
「修繕してほしい」と社長と話し合いをした。
すると「気に入らないんなら、マンションは
おまかせ建設会社が買い取る」
と社長が自分から言ったのに?)


 しかし、「売り渡す」と言い出したときには
 すでに本件建物の引き渡しが完了していた。

 渡辺氏は、2021年、本件建物に仮囲いを勝手に設置し、
 建物を支配した。
 本件建物のすべての扉の既設鍵シリンダーを抜き取り、
 新たに設置した錠前によりすべての扉を施錠したことからも
 マンションはお金も払っていないのに
 渡辺氏の支配下においていることは明らかである。

今までの裁判で訴えてきたことを
全く無視して
堂々と嘘八百の内容を裁判の書類に書くとは!

田中弁護士の的外れな準備書面は続く。

2 本件請負契約締結後の趣旨の認識

(1) 本件建物建築中
 渡辺氏は2019年の現場打ち合わせにおいて、
 おまかせ建設会社から
 「アプローチの囲い、エントランスのデザインタイルの貼付等は
 おまかせ建設会社の標準仕様ではないので、
 これらを行うと、追加料金が2000万円必要である」
 ことを伝えられ、確認している。

 結局、渡辺氏は、
 追加代金の支払いを金融機関より借り入れることが不可能になったため
 おまかせ建設会社に対して、
 「ハイセンスデザイナー事務所による変更指示を無視して
 エントランスの工事などを実施しないように」と申し出た。
 そのためおまかせ建設会社はその工事を行っていない。

 なお、おまかせ建設会社は、
 ハイセンスデザイナー事務所に対して、
 渡辺氏の意向を伝えると、
 「ハイセンスデザイナー事務所の指示に従って建築してほしい」
 と、異を唱えてきたが、
 代金が支払われないので、おまかせ建設会社は、
 渡辺氏の指示に従い、デザインを変更した取り付け工事などを実施しなかった。

 渡辺氏は、おまかせ建設会社から
 2000万円が追加代金になると説明されていたので、
 おまかせ建設会社に対して追加代金の支払い方法につき、
 協議させてほしいと申し出ていた。

 本件請負契約締結の前後を問わず、
 ハイセンスデザイナー事務所自体も
 「おまかせ建設会社に対して指示した変更、追加工事の代金が
 本件請負代金に含まれることなく、
 渡辺氏が別途支払う追加工事代金となる」ことを認識している。

 渡辺氏は、2019年5月下旬頃、
 松本コンサルタントを介して、
 山本建設会社の安田氏に
 本件土地及び本件建物を売却する仲介を依頼したところ、
 安田氏は、「本件建物のデザイン料及び
 そのデザイン追加工事として2000万円発生していること」を
 念押ししていた。

 そして、安田氏は2019年6月下旬頃、
 渡辺氏が主張している本件建物の売却希望価格を確認した。
 安田氏は、渡辺氏の主張を聞き、
 その金額ではおまかせ建設会社は受け容れないと考え
 渡辺氏に対し、安田氏が作成した譲歩案(金額面)を提示している。

(そんな事実は全くない!)

 渡辺氏は2019年7月、
 おまかせ建設会社に対する書面において、
 本件請負代金とは別に追加代金が発生していることを認識した上で、
 「追加代金の積算根拠を明らかにしてほしい」と求めてきた。

 渡辺氏は、本件請負契約締結後の前後を問わず、
 ハイセンスデザイナー事務所が
 おまかせ建設会社に対して指示した変更、
 追加工事の代金は本件請負代金と別途であることは理解した上で
 「追加工事は発生していない」と不毛な主張を繰り返している。

私が問い合わせても
ほとんど話し合いに応じてくれず
私はいつも不安しかなかったのに
なぜいろいろな話し合いをしたことになっているのか
呆れてしまう。

おまかせ建設は、
「町上さんはデザイン変更料を素直に払ったのに
渡辺はなぜ払わないのだ?」
と言いたいのだろう。

書面だけ読んだらそのように読めるが、
町上さんのマンションの欠陥工事については
既に記事に書いたように、ひどいもので
建設中にはよくわからなかったことと、
町上さんは、押し切られて追加料金を支払っただけなのである。

私と町上さんは同じように
松本コンサルタントを通しておまかせ建設会社と契約をし、
同じようにデザインをハイセンスデザイナー事務所に委託したが
私は建設途中で欠陥に気づいただけのことである。

施主が気づかなければ、勝手に工事内容を変更し
めちゃくちゃな建物を建てておいて
追加料金まで請求してくるのが
おまかせ建設会社のやり方なのだ。

とはいえ、
と私の裁判と関係のない町上さんの話を出してくる神経が
理解できない。
守秘義務はないのか。

おまかせ建設会社の準備書面はまだ続きがある。

 ●おまかせ建設会社準備画面 その2●

 (3)本件請負契約締結前の施主の認識

 渡辺氏は2016年、おまかせ建設会社との間で
 ハイセンスデザイナー事務所によるデザインの変化工事を行う前提で、
 おまかせ建設会社のマンション標準仕様を前提にした
 建築請負契約の仮契約を締結した。

*私は、この文を見て、頭に血がのぼった。
「おまかせ建設会社標準仕様のマンション」という存在自体を
マンションの建築が始まって、
いざこざが起きるまで知らなかった。
見たことも聞いたこともなかった。
だから、そんな契約を締結した覚えはない!


 請負工事代金2億1000万円は、
 「おまかせ建設会社の標準仕様」を前提とした工事であるので
 ハイセンスデザイナー事務所による変更指示に従う場合は
 2000万円の追加代金が発生するという話を
 おまかせ建設会社は、渡辺氏に伝えていた。

 そのため、渡辺氏は、2016年に
 松本コンサルタントとおまかせ建設会社との
 追加工事代金に関する打ち合わせに参加し、
 ハイセンスデザイン事務所による変更指示は、
 追加代金の対象であることを認識していた。

 町上氏のマンション建築が追加料金を払ったことも
 松本コンサルタントを通じて聞かされていた。
(いや、聞かされていない!嘘つくな!)

 渡辺氏は、ハイセンスデザイナー事務所の指示に基づき発生している
 追加工事代金を借入金によって賄わないといけないので、
 2016年、松本コンサルタントとともに、
 地域センター信用金庫ベニシティー支店に対して、
 追加融資の打診を行ったが、
 追加融資に応じてもらうことができなかった。

 本件建築請負契約を締結した際、
 「デザイン変更による追加工事、
 オーナー様ご要望による追加工事費用」が別途工事であると定めたが、
 これは仮契約時点で定められていた書類の基準として
 デザイン変更及び追加工事が行われたものが
 別途工事になるという意味である。

 またハイセンスデザイナー事務所は、
 本件請負契約書に記載された請負代金2億1000万円という金額が
 「おまかせ建設会社の標準仕様」で建物を建築した場合の請負代金
 であることを認識していた。

(認識していない!知らない!)
(追加工事そのものも発生していない)

控訴の書類は、お粗末なものであったが、
控訴裁判と並行して、私が訴えられている裁判も行われている。
(おまかせ建設会社が原告で、私が被告)

私が訴えられている方の裁判の準備書面が送られてきたのだが。
なぜか、急に
私がマンションを建てる経緯の話が書かれていた。


●おまかせ建設会社原告裁判の準備書面●

第一 渡辺氏による追加料金の認識の甘さ

1 本件請負契約が締結されるまでの経緯

(1) 松本コンサルタントに対する依頼

 これから述べる訴外松本氏、町上氏、渡辺氏の母・幸子氏は、
 裁判とは関係ないが
 渡辺氏の主張が間違えていることの説明のために
 あえて、経緯を記載する。

※注
 町上圭さんは、私と同じように松本コンサルタントの紹介で
 おまかせ建設会社に賃貸マンションの建築依頼をし
 ずさんな建築をされた上に、
 追加工事費も請求され、困り果て、
 現在欠陥マンションをなんとかしようと
 頑張っておられる。※

 町上氏、渡辺幸子氏は、
 松本コンサルタントが主催する不動産投資セミナーに度々参加していた。

 渡辺氏は、母幸子氏の影響を受けて、
 不動産投資に強い関心を寄せるようになり、
 2016年以降、
 松本氏から不動産投資に関する話を聞くようになった。

 そして町上氏と渡辺氏は、松本コンサルタントに
 資金調達、用地選定、建築業者選定を依頼し、
 松本氏は町上氏と渡辺氏に、マンション建築用地を選定し、
 建築会社をおまかせ建設会社に決め、建築工事を依頼し
 地域センター信用金庫において
 資金調達を行うことを前提に計画を進めた。

 渡辺幸子氏は、
 かねてより、ハイセンスデザイナー事務所と知り合いであった。

 幸子氏がそのハイセンスデザイナー事務所を町上氏に教え、
 町上氏もそのデザインに傾倒し
 建築デザインを注文することになった。
 渡辺氏も同様に、ハイセンスデザイナー事務所に
 建物のデザインを担当させたい旨の申し入れを行った。

(2 ) 町上氏の契約

 町上氏の建築用地が先に決まったことで、
 渡辺氏に先行して建築の計画が進められることになった。

 町上氏はおまかせ建設会社とのあいだで、
 建物建築請負契約の仮契約を締結し、
 町上氏は2017年、
 松本コンサルタントに対して、
 マンションのデザインは、
 ハイセンスデザイン事務所が作成したデザインにしたいと変更工事を要望した。

 このため松本コンサルタントは、
 ハイセンスデザイン事務所との打ち合わせを行い、
 おまかせ建設会社の標準仕様に対して、
 エントランスホールのデザイン変更、部屋の内装の変更を行うと伝え、
 変更に伴う追加の費用と追加費用を支払うように指示をした。

 町上氏はおまかせ建設会社の標準仕様に基づく請負代金に
 ハイセンス事務所による変更工事に伴う追加代金を
 加えて支払うこととなった。
 町上氏とおまかせ建設会社との請負契約においては
 別途工事としてハイセンスデザイナー事務所による追加分が
 追加代金として発生することが明記されていた。

 町上氏は土地の選定が早かったので
 渡辺氏より早く建設が終了したが
 町上氏と渡辺氏の契約は
 金額や内容がちがうだけで、行程は同じである。

 町上氏は追加料金を契約通り支払ったのに
 渡辺氏はその支払いを拒否しているというのが現状である。

<田中弁護士>

3.渡辺氏は、令和3年末に
 本件建物の全ての部屋の扉の
 既設鍵シリンダーを抜き取り
 新たに自分で勝手に錠前を用意し、施錠した。
 
 おまかせ建設会社は、
 令和元年よりずっと完成を主張し
 引き取りをしてほしいと提案していたが
 渡辺氏は、施錠されていた部屋を解錠し
 鍵を付け替えたのであるから
 おまかせ建設会社は
 物理的に本件建物の引き取りを完了させたことになる。 
 なお、鍵が壊されている証拠写真も添付する。

<私の反論>
 この施主完了検査の実行に関しては
 以前の裁判の準備書面で通知している。
 
 しかも「当日、鍵を開けてほしいので
 立ち会ってほしい」とも伝えたし
 「来なかったら、しかたないので
 こちらで鍵業者を手配して開けますからね!」と
 ちゃんと正式に伝えている。

 その上、鍵を抜き取り、
 検査をした後は
 新しい鍵を付け直し
 すぐに田中弁護士に新しい鍵を送ったのに
 その鍵を私に送り返して
 裁判長・専門委員(1級建築士)・弁護士・私がそろった
 現地確認の際に(おまかせ建設会社の社長は来なかった)
 鍵がなくて、中に入ることができないという事態にまで
 進展したのだ。

 その後、田中弁護士から私に送り返された鍵は
 私がおまかせ建設会社に送ったので
 私は、今、鍵を持っていないし
 施主完了検査をしたことが
 引き取りしたことにはならない。

 いいかげんにしてほしい!!

こんな準備書面で、まともな裁判を開くことができるわけもない。
実際に裁判は回数を重ねているわりに
調停は全く進まないという事実につながっていることに対して
私は強い怒りを覚えている。

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