建築会社と戦う男の物語

「訴訟額2億1000万!?新築マンション投資失敗ブログ」 を小説に書き換えた、サブブログです。

私は渡辺拓也と申します。
脱サラをし、
不動産投資に取り組みました。

しかし、人生の全てをかけた新築マンションを
建ててくれた建築会社と、現在裁判で係争中。
マンションも手に入れていません。

そんな私の失敗談記録を公開した
「訴訟額2億1000万!?新築マンション投資失敗ブログ」
を開始したのが2021年5月でした。

その中味をわかりやすく
ノンフィクション小説として書き換えたのが
このブログです。
こちらのブログもよろしくお願いします★

カテゴリ: 裁判の流れ

おまかせ建設会社から訴えられた私は
答弁書を提出した。

民事裁判の流れは、

★原告が訴状を裁判所に出す。
(原告=おまかせ建設会社 被告=渡辺拓也=私)
   ↓
★原告訴状受付後、裁判所が一回目の口頭弁論(裁判)の期日を決める。
裁判所は、被告に訴状を送達する。
   ↓
★被告が口頭弁論の期日までに、答弁書を出す(応訴)。
  ※答弁書とは、訴状に書いてある原告の主張に対する
   こちらとしての意見や反論。   
   答弁書を出さなくても可。すると相手の言い分がそのまま通る可能性もある。
   ↓
★答弁書が被告から届けば、それを原告に送付する。
   ↓
裁判が開かれる。(ここで論点を整理する。)
    ↓
お互いが次の裁判に向けて、準備書面を出す
    ↓
二回目の裁判がある。
    ↓
お互いが次の裁判に向けて、準備書面を出す。
    ↓
三回目の裁判がある。

ということが争点が明確になるまで続くことになる。

原告と被告は、法廷(裁判官の面前)で、
お互いに証拠を出し合って事実上・法律上の問題を争うのである。

裁判に進むだろうなと予想された場合ならまだしも
そんなことを考えもしていない場合、
被告(この場合、私)は裁判所から訴状が来るまで
訴えられたことがわからないので、
訴状が届いたら、とてもびっくりする。
だから、私も驚いたのだった。

訴状には、裁判所書記官の名前と共に
第1回期日と書類の提出期限も書かれていた。
それに対して期日までに答弁書を作成しないと
相手のいいようにされてしまう。

請求の原因に関しては、
それを認めるかどうかを答弁する必要があった。
しかも提出期限はほとんどの場合約一ヶ月なので
答弁書を作成するには時間がかかるため、大変あせった。

請求に対しては
①請求の原因を「認める」
②請求の原因を「否認する」
③請求の原因を「不知」とする=全く心当たりがない
④請求の内容について「争う」
の4つの答弁のパターンがある。

私は当然、④の
おまかせ建設会社の訴えについて争うことを選び
答弁書を作成した。

民事裁判では、
テレビドラマに出てくるような
弁護側と検察側が法廷で争うことはない。

日本の裁判は書面主義といわれており、
基本的に主張は全て書面で行われる。

(私たちの事件の場合は、
 弁護士があまりにもいいかげんなので、
 言い争うことになるのだが、
 それはこれから先の話)

裁判所では、原告・被告の主張が対立するので、
その整理を行うだけなのである。

裁判長が途中で、意見をいう事はなく
判断するのは、判決を出すときだけなのだ。

なので、判決の時まで
すべての裁判資料に
まともに目を通さない裁判長もいるらしい。

なので、おまかせ建設会社が
むちゃくちゃな、理論で書面や証拠を出しても、
判決が出るまでは咎められる事がない。

弁護士ももしかして辻褄が合っていないことに
気づいていないかもとさえ思う。

だから、日本の裁判は長期化する。
こちらは、本当に困っているので
早く決着をつけたいのに!

裁判期日は大体1~1.5ヶ月に一回のペースで行われていく。

しかし、私たちの場合、
おまかせ建設会社が
裁判を長期化させようとしているのか
2ヶ月に一回ぐらいのペースになっている。

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