そもそも、松本コンサルタントのいう”追加料金”は
私が追加注文したものでなく
おまかせ建設会社が
私の指定した仕様の設計をさぼり
勝手に「自社の標準工事セット」でマンションを建てていたことに
由来する金額だと思ったので、
私は一銭も払うつもりはなく
むしろ急ぐべきことは、
一刻も早く耐震仕様になっていない欠陥工事を中止して、
私が求めている「耐震強度の高い工事」をすることだと思った。

欠陥工事の件をできるだけ早く対処してほしかったので
話のベクトルが全く違う松本コンサルタントには
この件から手を引いてくれと言ったけれども、
「おまかせ建設会社の手紙は必要ない」など言っていない。
中山専務からの会社対応の書面は待ち続けていた。
結局、おまかせ建設会社からの書面はこなかったのだけれど。

書面の待っている間も、工事のことが気になって
工事現場を見に行くと
欠陥工事をやめるどころか
私が指摘した「耐震上問題のある構造」の隠蔽工事が
せっせと行われていたではないか!

貫通穴が開けられた梁には配管が施工され、
構造スリットがない部分もボードが張られ、
壁紙等で「ヤバイ部分」が隠れるように
構造が見えなくなる工事が突貫で行われていた。

目の前から見えなくなれば
気にしないだろうと思ったのだろうか?
幼児じゃあるまいし。

上からボードや壁紙で隠されてしまっては
私が指摘している構造上の欠陥が
外からでは見えなくなり
指摘しても調査できなくなってしまう。

大手建設会社が、
こんな「臭いものにふた」のようなごまかしをするとは
とても信じられなかった。

私の疑問に対する回答もなく
設計図の提供もないまま
工事はどんどん進んでいくのは
信じられないし、許されない。

現場には、鉄筋を切断しコア抜きされたコンクリートの塊が
30個近く転がっている状態だった。

耐震計算をするためには、
すべての穴の個所と
鉄筋切断の状況を調べる必要があるため
これ以上隠蔽工作されないように
おまかせ建設会社の中山専務に
工事の一時中断を要請することを決断し、
「とにかく工事を中断してほしい」とメールをしたのは
おまかせ建設会社に話をしにいった日から4日目だった。